不思議な女性1 スキャンダル
9 月 13

ところでこのブログ、これでも漠然と読み手を考えて書いていますが、こんな重たい話ばかり連ねてて良いんでしょうか。
 
たまに思っています。
 
不思議な女性2です。これは、それほど長くならないと思います。
 
例えば、いいなと思った女性がいたとします。
 
その女性を、これはダメでしょ、っていう風に思った経験は誰でもあるのではないでしょうか。
 
そんな話です。
 
これも夜の高級店で働いている女性でした。
 
私を知っている方への抗弁ですが、夜の高級店ばかりが私のエリアではありません。
そういう時期やタイミングがあるということと、ここで取り上げる例として思い浮かべるのがそうなってしまっているだけです。
 
いつも着物を着ていました。
おしとやかな感じの少し古風な落ち着きのある女性と見受けました。
 
話にも出しゃばりがなく、そんなところは私ならずとも男性陣は心地良いはずです。
 
穿った見方をすれば、少し陰があるという風でもありましたが、夜の高級店で働き続ける30以上の女性であれば、個性豊かな経験値があるわけですから、そこを楽しみにすることはあっても、気には留めません。
 
私服でお出かけ、買い物をしていたときです。
その女性は、当時はまだ流行り始めの股上の浅いジーンズに、ベルトを見せる形でトップスの丈を揃えていました。
 
彼女がショッピング棚の下の方にある物を取ろうとしたとき、腰のあたりが視界に入ったのですが、服の色にはない何かが見えた気がしました。
 
どうにかして確認しようと思いましたが、なんて切り出していいかわからず、店を出てからも気になり続けます。
 
タトゥー
 
妥当にそう思いましたが、でもなんか違う気もしていました。
 
考えついたことが、
どこかまた店に入って、同じ状況を期待するか、棚の上の物などに手を伸ばしてもらうこと。
 
でも、もしただの下着とかだったら、自分っていやらしいよな、そんな自虐に至るのを少し恐れます。
 
でも、なんとか実行です。
 
はっきりは見えませんでしたが、イレズミのようです。
想像外の動揺が走りました。
Vシネの世界じゃないんだから・・・女性のイレズミ、それも色が入っているなんて・・・
 
次の瞬間、イケイケの本性からか、「なにこれ!」とか言いながら、私は店の中で彼女の背中をめくっていました。
 
というのは嘘ですが、遊びにいった部屋で、そうしました。
 
観音様がいました。
 
キレイなというか、立派なというか、背中全面にかかれ、ジーンズの中にまで絵は繋がっているようでした。
 
唖然です。
 
「どうしたのこれ?」 どもらないように私は聞きます。
 
「いやね、若気の至りで・・・消したいんだけどね、これ消えないでしょ」
彼女はかなりさわやかに且つにこやかに答えます。
 
「へー、そうなんだ」
私はそう会話を流しながら、頭の中はぐるぐる回り、
 
スジ彫りだけじゃなくて色まで入ってるんだから、入れるのに時間もお金も・・・相当痛いだろうし・・・
知っている知識を繋げて、彼女の優等生のようだった答えを分析しています。
 
そして、今どうこうする必要はないので、誰かに聞くしかない、とりあえず今日は退散だ、という結論に至ります。
 
いろいろな人に聞きました。
良い話のネタではありました。
 
「それはね・・・まずチンピラと付き合っててもやらないよ。そこそこの親分と付き合ってて、それも一緒になるとか何かの絆を作ってやるものでしょ。」
これが私が支持した答えでした。
 
この時点で、彼女の「若気の至りで」と悪びれず答えたところが、100年の恋も冷める瞬間となりました。
イレズミが入っていた=その瞬間ではありません(もちろん、イレズミが入っている=OKでもありません)。
 
ただ、そこからが、軽い恐怖の始まりでした。
毎日、それも朝の5時とか6時に、おやすみメールが来るようになったのです。
それも、写メール付きで送られてくるようになったのです。
理解不能なのですが、送信時の写メールなので、だいたいは化粧を落とした顔や上半身で、思いっきりカメラ目線なのです。
 
結構続きました。1ヶ月以上。
今考えると、私に気があると思い込んでいての機械的な送信だったのでしょう。
 
当時未婚だった私はまだ若く、急に私が引いたんでは・・・共通の知人もいるし・・・という配慮から何度か会いました。
 
結局はさらに「もともとない恋もさらに萎える瞬間」となりましたが。
 
どういう話の流れか忘れましたが、
「私といた過去の男はね、みんな弱くて、私なしじゃダメって感じになっていくのよ。死のうとされたことも何度もあるしね・・・」
これもさらっとにこっと言います。
 
いろんな人がいますね。
この話は、特に深い感想はありません。
不思議な女性1を書いていて、記憶の彼方から蘇ったものです。

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written by M.Asakura \\ tags: , , , ,

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